枝葉記

ライブレポとか歌詞の話とか

NO MAGIC TOUR 2019/06/02

※NO MAGIC TOUR 2019 - 06.02 さいたまスーパーアリーナ公演2日目のほぼ自分用覚え書き。セトリや演出、MCなどのネタバレを読みたくない方はご注意ください。

 

 

 

私にとってはツアー参戦初日!

まず、2017年のAll Our Yesterdays Tourから本当に丁度2年経ったんだなぁと思うととても感慨深い。淡麗グリーンラベルのCMを開演前に流してくれて嬉しかった。大画面で見れるヒロイン弾き語り依与吏さん。すき。

 

冒頭、ステージの前中央にスクリーンがあって、抽象的な光るラインが今ツアーのタイトルを形作る感じ?ライブ始まる直前のこの演出毎回ドキドキするし、一気に世界観に引き込まれて好きだな。AOYの時もちょっと不穏な音程で、心臓に直接響く音だな、と思ったのを強く覚えている。

 

 

セトリ所感とMC

(曲自体の話もちょっと)

M1 大不正解

1曲目何かなって思ってずっと緊張していた。アルバムでは一番最後の曲をライブではトップに持ってくる辺り、ニクい。でも言われてみれば『MAGIC』からの『NO MAGIC』だもんなー!と妙に納得。

「僕らは完全無欠じゃない」って素晴らしい歌詞だなと改めて思う。そうだね。僕らは決して完全無欠じゃない。どこまでも等身大の、ちっぽけな人間でしかない。原型のありのままを愛せるほど強くもない。

この前のラジオでツアータイトルについて訊かれて「だって、魔法使いにはなれないなって思って」って依与吏さんが言ってて、そうだよなぁって。どこまでも人間らしくて素直で生々しくて、誠実なライブをする人達だとつくづく思う。

Aメロだったかの歌詞ミスで依与吏さんああーってなっていた。

「さぁ好きに踊ろうぜ」で、ダンスナンバー(「踊れ!」)としては青い春が定番だったけどこれからは大不正解になりそうな予感がした。



M2 ARTIST

何度聴いてもサウンドがかっこよすぎるな?怪しげな照明演出。音楽家表現者)としての葛藤をこれでもかってくらい詰め込んだ曲。

「何に怯え何に魅せられ 僕らはまた旅をするのか」

結局このライブもback numberにとっては長い旅の道程に過ぎないのだな、とふと思う。

 

 

M3 MOTTO

ライブの盛り上がりブーストに欠かせない曲だなと思う。目がチカチカする演出最高ー!!え!?てか1曲目2曲目で最高潮までぶち上がったと見せかけてもっと!とブーストかけてくるのヤバくない?あまりの高揚で死んでしまいます(?)

「汚れきった奥の奥まで みせてあげる」

最深部にも通ずる歌詞だなと思うんよな、結局人間の奥の奥、本質って醜悪なものなんだ。でも依与吏さんは後半のMCでそんな自分を「嫌いになれない」って言ってた。「好きになれない」んじゃなくて、「嫌いになれない」って。それはとても自然な事なのに、彼はそれが嫌なのだと言う。

 

 

M4 泡と羊

依与吏さん、この曲の事「自分以外になりたいなって曲」みたいな事を今年の3月のテレビ番組で言ってて、あーそうだよなって思った。

「生まれ変わっていくんだ何度も」

これ、4曲目に持ってきてるの、すごく良い。3曲激しい曲で駆け上った後の奮い立たせって言うのかな。そういうシチュエーションにぴったりの選曲だと思う。

「今のまんまの僕だって 愛おしく思えたなら」

ここの歌詞めっちゃあかるいよるにへの繋がりを感じるな?そう。やさしくてあかるい自己肯定の歌なんだ。愛おしい。

 

 

M5 サマーワンダーランド

泡と羊からのこれ、夏らしくて良い。背景の砂浜と女の子のMV的演出可愛い。大好きな曲。一瞬映る小さいクラゲかわいい。ミズクラゲかな。キュートなんだけどどこか切ないメロディ。緩急で言うなら緩。

「電話をする僕の弱さも」

弱さ、って結構重要なテーマなんだよな。back numberにおける「弱さ」って女の子視点か男の子視点かでも変わる気がする。

この曲、サビで「夏のせいじゃ嫌でしょ」って言ってる癖に「この夏に紛れて どさくさに紛れて」だの「でもほら夏だから まぁせっかくだから」だの言ったりしている辺りすごくワガママというか主張が一貫しないというか、フラフラしてたかと思ったら最後結局「秋のせい」にしちゃってるところとか、あまりにも可愛くないですか?幼気なんだよな。まさに「割り切れないくせに踏み切れない僕」の歌なんだ。どっちつかずで弱くて困ったさんな僕と大好きな君の話。

 

 

M6 オールドファッション

演出、ジャケ写っぽいパステルカラーの水色とピンクの光の切り替えが好きだな。あとサマーワンダーランドの時もそうだけど会場を照らす花模様っぽいもの?が可愛いなと思う。

「単純な事なんだきっと」

単純な事って言い聞かせてはいるけれど、僕の頭の中はきっといつもぐちゃぐちゃなんだろうね、でも君がいれば……君がいさえすれば、単純な事だって気付ける。だからずっとそばにいてねっていう……そういう曲だなと思う。

「数えてた所だよ」

これ即興歌にも繋がるね。意味のない行為なんだ、数える事なんて。でも数えちゃういじらしさ。

 

暗くなる。静かな雨音がする。依与吏さんのギターが鳴って、ぽつりぽつりと独白のような歌声が響く。

 

即興歌(うろ覚え)】
ひとつぶ、ふたつぶ、みつぶ……
あれ、どんな数え方だっけな
ひと雫、ふた雫……
キリがないな
こんな風に全部を数えるよりも
簡単だったはずなのにな
君の悲しみ、苦しさ、寂しさ
そういうものをわかりたかった

 

 

M7 雨と僕の話

「どうして ああ どうしてだろう/もとから形を持たないのに/ああ 心が ああ 繋がりが 壊れるのは」

ここの歌詞を初めて読んだ時、繋いだ手からとか、僕の名前をとかを思い出したな。「形あるものは壊れる」のはわかる。でも「なんで形のないはずの心や繋がりも壊れてしまうの?」っていう、考えて考えて考えた末の疑問。

「エンドロールは無い あるのは痛みだけ」

結局こんな風に全部諦めてタイトルからも君が居ないくらい割り切れているように見えて「痛みだけ」はずっと胸に蟠っている。エンドロールも無い、君も居ない。なんでだろうな。なんのドラマチックさもない。きっと何度も繰り返しているんだろうなぁこの曲の主人公は……ただ痛みだけは手放せない、そういう人間らしさ。

 

 

M8 思い出せなくなるその日まで

イントロでマジか!?この曲聴けるの……??となった、ここでこの選曲。雨と僕の話の後ってのがマジでヤバくて震える。雨と僕の話に共通する事だがこれは「喪失」の歌。

「寒いねって言ったら/寒いねって聞こえる/あれは幸せだったのね」
「幸せひとつを/分け合っていたのだから」

こんなに「痛い」のも、あなたは私の半分であり、その逆もまた然りだから。最後「きっと私だけじゃないね」で締めるんだけど、やっぱりあなたが戻ってくるわけではない。死別の空気を感じるのよねこの曲は……失恋にも当てはめられるけれど。とんでもない喪失感の曲なのよなー。泣いてしまうよ。

 

 

 


ここで一旦MC?軽く
依与吏さん「なんかみんなで声出す所あるんですけど……察してください(ニコッ)みんな空気を読んでください」みたいなこと言ってて笑ったwww

超絶エグい曲歌った後に可愛さ繰り出してくるのでホント油断ならない~~~~~清水依与吏~~~~~あなたが好き~~~~~~~(無条件降伏)

 

 

M9 ロンリネス
演出がすごく好き、文字が流れていくの。みんなで声出すのも好き。変換の仕方も割と不思議な感じで好きだな。最高傑作、が赤色なの鮮烈だなと思った。この曲の歌詞にも「痛み」が入ってるんだなぁ。

「じゃあ胸の痛みでも交換しようよ 不適合?わお」

同じなように見えて感じてもやっぱり僕ら違う人間で、溶け合う事は決してできない、そういう孤独。最後のぼくら、がひらがななの、意味あり気よな。僕らではない、なにかなのかもしれない。

「おなじみの作業で~」のところはARTISTみも感じます。あくまでも私流の解釈だけれども、ARTISTでは「人と違うから作れたはずの自分だけの作品がどんどん大衆向けにカスタマイズされていくことの虚しさ」みたいなものが感じ取れるんだけど、ロンリネスだとその逆で「他人と同じになりたいのになれない苦しさ」を歌っている気がする。どっちも矛盾せず自分の中に存在している感情なんだよな……。

すごく孤独な歌なんだけれど照明演出は依与吏さんピンスポットじゃなくて3人がスクリーン上に映ってたような気がする。要確認。「ぼくら」の歌なんだよな多分……。

 

 

M10 エキシビジョンデスマッチ

インタビューで話してたけどこれも応援歌なんだよな。

「誰も踏み込めない深い場所で」

最深部への布石になっている感がすごくて興奮してきた(するな)

歌っている事はやはり、あかるいよるにに収斂していくんだよな。すなわち「あなたはあなたであり、それは誰にも侵されるべきではない」という、自己存在の絶対不可侵性の話をしている感がある。それが自己実現になるし、自己肯定になる……。

 

 

たしかアウトロからすぐに次の曲、勢いを殺さないように 

M11 003

MOTTOに並ぶライブナンバー。ヤバい曲3つ入れて緩い曲入れてまたすぐヤバい曲入れてくるセトリやんけ!死んでしまう(2回目)

「奥まで潜って かたをつけるから」

このライブにおいては最深部がすごくキーソングな気がしているし、やっぱこの曲にも「奥」って単語がある。人間の心の奥深く、誰にも踏み入れられない場所。結局この曲の主人公は彼女の奥まで潜れていないんだろうなぁ。

 

 

M12 SISTER

back numberの応援歌としては代表的な曲(と勝手に思っている)。そして歌詞を熟読しているとこの曲はback numberの曲の根幹を歌ってる、ような、気がする。

「清水依与吏は俺」なわけだ。「がんばれ」じゃなくて「知ってるよ」、「勝て」じゃなくて「負けないで」……そういう作詞の細やかさが大好きだなー。

 

ライブ後半のMCで「あなたの心の深いところで出会えるバンドでありたい」って言ってて、依与吏さんってその……「聴き手の心への寄り添い」の作詞へのこだわりがめちゃくちゃに強くて、だからこそこうしてどうしようもなく惹かれてライブにも来ているわけで……。大好きだなぁ……。

 

 

M13 monaural fantasy

演出がすごく好き。波線みたいな。これの前のロンドン映像スライドショー最高でしたありがとうございました。イントロ直前のドラム音だけのところドキドキする、会場みんなで手拍子……割とリズムと入りムズい?裏拍なのかな。

あかるいよるにの「前」がこれなのも最高です本当にありがとうございました。

「それでも人生は素晴らしい」で終われないし、「最後にはそう言いたいんだけど」って逆接で結んじゃう情けなさ、愛らしさ。文字通り溶けていくようなメロディラインとやわらかい歌声。心臓の鼓動音ぽいのから波形の線(歪んだり人の形?横顔?になったりする)が交互に切り替わるんだな、多分サビで波形になる。

片目つぶって空想したところであの日は戻ってこない。君は帰って来ない。そんな事とっくに知ってんだけど。それでも人生は素晴らしいって言いきっちゃいたいけど。あーやっぱだめなんだなぁ、俺って。そういうただの述懐、独白、吐露。切ないな。こういうやるせなさ、身に覚えがありすぎて胸が苦しい。

 

 

M14 あかるいよるに

monaural fantasyからのあかるいよるに泣いちゃうんだが??????この曲ホントに大好きなのでまたあとで別記事書く(書きたいものが増える一方な件)

これはやさしい自己肯定の歌。monaural fantasyでは結局できなかった肯定をサラッと歌い上げている。息の合わない心と私だけれど、どうせ死ぬまで一緒にいるなら、楽しい方がいいじゃない。言う事聞いてくれなくてもいいから仲良くなろうよ。心の奥の奥、深いところにいる自分を許してあげようよ。そういう救いの曲。

 

依与吏さん今回MCで、「俺はこんなダメダメな俺を嫌いになれない」って言ってて、あー……ってなった。自分が自分を許せない、でも許していかないと人生やっていけない、っていうジレンマ。「好きになれない」んじゃなくて「嫌いになれない自分が嫌」なんだよ。全然違うな、と思う。

 

 

M15 日曜日

日曜日に聴けて嬉しかった!なんだか安心するメロディ。あかるいよるにやさしく自分を抱き締めてからの君の「ねぇもうすぐお昼だよ」の流れ、あまりにも完璧じゃない???

「君がここにいるなら 幸福な人生だろう」

以前書いた音楽文でも言及したけど

ongakubun.com

この主人公にとっての幸せってやっぱり、君がいるっていう日常風景、なんだよなー……とりとめもなくて大切にするのをつい疎かにしがちな、幸せだ。

 

 

ここでMC入る。

「back numberとして長くバンドやってきて……とにかく必死で、もしかしたら顔を踏んづけて来ちゃった人もいるかもしれない」

「俺なんか周りの人がいなきゃなんもできないし、一人じゃやる気も起きないクズ人間だし。でも結局、俺はこんなダメダメな自分を嫌いになれないんだよね」

 

 

ここ聴いててンンンーーーーッてなった、こう……いいんだよーーーーーーー!!!!!!嫌いになれなくていいんだよ、自分を愛してくれていいんだよあなたはーーーーーーー!!!!!!と叫びたくなった、でもその言葉は葛藤する彼にはあまりに酷というか、他人事というか、無粋というか……。そういう彼だからこそ書ける曲があるんだろうし、その作品を愛する者としては、やっぱ……何より自分を大事にしてほしいと同時に、その感性を失ってほしくないんですよね……。依与吏さんのそういう感性がback numberをback numberたらしめているので。

 

 

M16 電車の窓から

まさかこの曲聴けるとは思ってなくてめちゃくちゃ嬉しかった。電車の窓の映像の演出好き。素敵な曲。否応が無しに変わっていく僕と変わらない街並みの対比。

「なぜだろう切なくなるのは/なぜだろう、涙が出るのは」
いや……何??この曲。泣くでしょ(泣くでしょ)

ずっと葛藤しているんだよな。音楽始めてからずっと。いやもっと前かも、あの子にフラれた時からかも。スーパースターって、なんなんだろう。

 

 

M17 HAPPY BIRTHDAY

依与吏さんがひとりスポットライトに照らされる演出だったような?今回この、ステージ上で依与吏さんがひとり照らされる演出がすごく多く感じた。まだツアー中なのに既にライブDVDが欲しくて無理。

電車の窓からのこれってのがさーなんていうか……“原点回帰”感がすごくて、端的に言って最高。何が何でもこの曲の主人公くんを抱き締めなきゃ!という気持ちが高まる(?)

 

 

M18 瞬き

 「幸せとは」

この曲も肯定の曲なんだよー! ずっと悩み続けている自分に「答えなんて無くていいよ」って囁いてあげられる曲なんだよ……。あかるいよるにもそうだけど聴いていると抱き締められているような気持ちになる。もちろん完全な強さではないんだけど(「でもそれが出来るだろうか」のところとか弱気を感じる)再三再四インタビューでも言ってた通り、この言い切りの歌詞を他でもない清水依与吏が書いたってのはめちゃくちゃ意味がある事だと思う。誰よりも心の深いところに寄り添おうとしているback numberだからこそスッ、と受け入れられる幸福論というか……。

 

 

 

 

MC入る

「なんていうか、一回聴いてふーん、いいね!ってなってもう聴かないんじゃ意味がないと思ってて。もちろん価値観は人それぞれなんだけど、俺達はそれじゃ、嫌で」

「あなたの心の深いところで出会えるバンドでありたい」

 

 

M19 最深部

MC聴いてボロ泣きしている状態で最深部入ってうおあああ(発狂)

この曲は叫びというか葛藤というか自己矛盾というか、聴いててめっちゃ「わかる……」となる曲です、個人的に。

「醜い そして美しい 君がいるから」

そうなんだよな、さっきMOTTOで結局人間の奥の奥、本質って醜悪なものなんだ。って書いたけど、同時に酷く美しいものでもあるんです。人間ってそういう複雑怪奇な生き物なんですよね……。醜い「けれど」美しいじゃないんだ、「そして」美しい。醜さがあるからこそ美しさが際立つし、どちらも綯交ぜになって自分は存在できる。

依与吏さんの昔のブログを読むと頭の中のもう一人の自分が語りかけてくる……って感じの記事があるんだけど、そういう自分との対話?が彼の創作活動の根幹テーマになってくるのかなぁ、と。曲中の視点主以外の人物も結局は彼の経験であり、彼の中の偶像であり、思い出なんすよね……。(話が逸れた)

 

 

M20 高嶺の花子さん

ライブに欠かせないメロディの明るさ、ポップさだなーと聴く度思う。 さっきまで号泣していた人間とは思えないほど元気いっぱいにPPPHした。最深部と全然テイスト違うように見えて実は「全部主人公の脳内で起こっている事」って点では同じなのかも。

 

 

M21 スーパースターになったら

この曲無しじゃ終われないよなぁ。「また迎えに来るからな」と「愛してるぞ」もあと死ぬまでに100億回は聴きたいです(強欲)

依与吏さんにとってのスーパースターってなんなのかなぁってよく考える。数字じゃないんだよな、いくら売れても、いくら国民的だなんだと持て囃されても、何十回何百回ライブを経ても、根本は変わらないんだろうな。

 

 

En1 ハッピーエンド

アンコール一発目にハッピーエンドヤバすぎて死んだ。すでにこの一度のライブで238574832回は死んだ。身が持たないです。ありがとうございます。

何回でも言ってるしこれからも言いますが「相変わらず暢気ね そこも大好きよ」が大好きです。

 

En2 手紙

ラストにこの曲!「感謝」の曲だよなぁ、と思う。

「帰り道」って単語でAOYの時の海岸通りの「君と一緒に帰ろう」を思い出した。

 

ハッピーエンドも「さよなら」ってフレーズが入ってるやん?しかもさよならがのどの奥につかえて言えてない、うわ!!!!!!つまりアンコール2曲は「お前らとさよならしたくないなー!いつも愛してくれてありがとうねー!」って解釈でいいですか?いえいえこちらこそ人生支えてくださってありがとうございます。(自意識肥大化深読み考察系ファン)

 

 

その他のMCメモ

・ネガティブモードいよりさんの話

歌詞ミスとかもあってモヤモヤしてたのかちょくちょくMCでネガティブがダダ漏れててちょっと心配になったんだけど、和也さんがいつもの「今日は来てくれてありがとうございます」の挨拶で依与吏さんのネガティブ遮ってくれたシーンがあり、なんか安心した。お客さんにとっても依与吏さんにとっても良くないな〜って判断してくれたんかな?とか勝手に思っています……和也さんありがとう……だいすき……。

 

・座る座らないの話

MCの時に座ってるお客さんイジり。細かい単語忘れちゃったんだけどキングダムの話しててbnannのキングダムジングルを思い出してしまった(笑)ここら辺一帯みんな皇帝なのかな?ん?みたいなこと言ってた。

 

・漫画繋がり(?)

翔んで埼玉の話もしてたwww埼玉ポーズについてあれこれ話してる三人可愛かったし埼玉ポーズする三人も永久保存版って感じでした。網膜に写った映像保存しとく技術誰か開発してくれ。

あとなんかステージから見た客席にそういう線があったのか、それともタオルの色かな?「めっちゃそこ黄色いね」って言った後にあっちもそっちも黄色い事に気付いて笑ってたのが可愛かった。その日たまたま黄色いタオル持ってたのでなんだか嬉しかった。

 

・恒例の寿さんのフワフワMC

いつものアリーナ~!2階席~!バルコニー席~!って呼びかける時だったかな?依与吏さんがめっちゃ寿さんの声を褒めていた(笑)「良い声だな」「もうお前がボーカルやれよぉ」って言ってた。「裏のアナウンスやれよ〜!」とも言ってたけど実際チャレンジルームで挑戦したことがあるのジワる。

あと稲川淳二さん風の喋り方を依与吏さんがしてた、「こわいなーこわいなー」ってやつ(笑)話してた内容忘れちゃったな。

 

あと多分たまアリでだったと思うんだけど(記憶が定かではない)寿さんがお客さんに向かって「俺の名前……呼んでくれてもいいんだよ?」みたいなことを言って依与吏さんが「コイツヤバ!」みたいになってて笑ったwww自分から声援を求めていくスタイル好きです



おまけ

(というかまとまりのないこぼれメモ)

セトリ全体を概観して思うのは、アルバムの時は割と点在していた激しい曲をひとまとめにしてたり、順番がとにかく違っていたりして、もしかしたらアルバム収録順の案の一つだったのかもなーって事。

彼らは決して魔法使いではないが、アルバムという一つの作品を世に出すにあたっては、ある種の魔法が有用なのではないか?インスタ公式アカウントの制作過程を見る限り、やはり完成された一つの音源としてリリースするのは魔法をかけているのと同じなのかもしれない。ミキシングとかマスタリングとかストリングスとか編曲作業とか梱包作業とか諸々経て今わたしの手元には完成品のアルバムがあるんだ。

ライブでは音源通りにはいかない。歌詞は飛ぶかもしれないし声が出なくなるかもしれないし、機材のトラブルやメンタルが良くない状態になるかもしれない。お客さんの雰囲気も場所ごとに違うだろう。ライブって生物だ。どこまでも有機的で流動的だ。でもだからこそ、ライブでしかやれない音楽があり、それは決して魔法みたいな小奇麗なものじゃないんだけど、そういう泥臭いのもまたback numberなんだよ。よろしくね。っていう……それが今ツアーのタイトルの言いたいことなのかなぁ、とぼんやり思ったり、する。